山の上ホテル
山の上ホテルは昭和10年、明治学院・関西学院など数多くのキリスト教系スクールのチャペルや校舎・施設などの設計を手掛けたアメリカ出身の建築家 ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計により建てられたアール・デコ調のクラシックホテル。実業家・吉田俊男が創業した。
ホテル名は、GHQ接収時代に米兵・軍属の間で建物の愛称になっていた「Hilltop」が起源で、これを吉田が「丘の上」でなく敢えて「山の上」と訳したことによる。出版社があった神田に近いことから多くの作家や文化人がこのホテルに缶詰めになり執筆したことから「文人の宿」としても知られています。